よく引きこもっている人から人生観や、諦観や、自分なんて、という話を聞くのですが、引きこもって何年も考えていたことなどは、自分の部屋で竹槍の使い方を独学していたようなものです。要は何の役にも立ちません。世の中、マシンガンやガトリング砲で戦っているのに次元が違いすぎるのです。
    コミュニケーション一つとっても、量と真剣度が全く違いますし、その積み重なりや複雑さも桁違いです。そういう時間を若いときに積んでおくことはとても大事なことです。決して自分の部屋での自分探しに使って益になるものではありません。

    引きこもり支援者の中にもこの点を勘違いしている人がたくさんいて、「引きこもっている人はその経験が役に立つ」とか、「ピアサポーターとして引きこもりの経験が・・・」などと言っていますが、結局は専門職にはかなわないですし、きちんと勉強した人にはかないません。世の中、きちんとした道順で努力したものが評価されるというように決まっているんです。

    だからこそ、引きこもりの時間は短くしなければいけません。
    引きこもりの支援者達には、声を大にして言いたい。「引きこもりを祭り上げるのをやめろ」と。
    引きこもりを大事に思う気持ちは分かりますが、事実は事実のまま彼らに突きつけることも支援者としての愛情であり、責任でもあります。それは引きこもりが世の中に出たときに、彼らがどう評価されるか肌で感じるのが本当の評価であり、そこをきちんと伝える、良きにしろ悪しきにしろ、いろんな評価が下されるのが社会なのだ、また引きこもりを少なからず低く見る人がいるのだ、ということを予め伝えておくこともまた必要なのだ、と私は思います。

    ちなみに県だったか市の職員はこんなことをしれっと言っていましたよ。
    「彼らの1時間と、私達の1時間は、質が違いますから」
    ね、これで、ひきこもりが世の中からどう見られているか、よく分かるでしょう。

    カルペ・フィデムLLCというひきこもり専門の塾のようなところがあります。
    そこが、こんな質問に回答していました。

    ・ひきこもりの親の責任はどこまでか?
    ・何年以上が長期化か?
    ・子供が引きこもったら、すぐに止めさせたほうがいいですか?
    ・長期化する子供の特徴ってありますか?
    ・家庭的な特徴や、環境などは?
    ・ネットは使わせないほうが良いですか?
    ・子供の引きこもりを止めさせられる親と、長期化する親とでは、どのような差がありますか?
    ・年齢的にはどれくらい以上が問題なのでしょうか?

    この上記の問題を見て、回答がズバッと書いてあったら見てみたいと思いませんか?
    下手な支援団体に行くより、この団体のコラムや回答を見る方が良いかもしれません。
    ただ、論理的にまた客観的に考える訓練が出来ている人でないと、傷つくことが
    大いに予想されるので、オススメはしません。

    ただ、事実に基づいた客観的な回答が欲しい、痛みを伴っても真実を知りたいと思う人に
    とっては、これ以上ないコラムであり、回答集だと思います。

    カルペ・フィデムLLCさんはひきこもりと教育について真面目に考えられている団体です。
    こういう団体があるということだけでも、日本の救いだと私は思います。

    ひきこもりの人生は、ひきこもったという事実を消せるわけではありません。
    例えるなら、事故にあったようなものです。失った時間と機会損失は
    後遺症のようなものかもしれません。
    だからこそ、その後の人生をできるだけ一生懸命、そして楽しく生きていかねばなりません。

    支援者団体を見ていると、一人の男性を中心に、ひきこもりの当事者をもつ母親が何人もとりまきにいて、いわゆる教祖と信者的な様相を呈している場面に出くわすことがあります。そうでなくてもひきこもりは、一般的にいって家庭内の「恥」とされる部分です。

    こうしたひきこもりを中心に結束した組織では、男性(教祖的役割)の言ったことは常に正しく、それに口をはさむことができにくい土壌が醸成されがちです。

    それによって、嫌なこと、不愉快なこと、ストレスが溜まることがあったとしても、それを飲み込んで支援者団体の活動に参加していかなくてはならなくなります。
    みなさんは、どこかの支援者団体に所属していると思いますが、本当に心から支援者団体の活動に携わっていてよかったと感じているでしょうか。

    私は参加していて、不愉快に感じたり、仕事をさせられてるなぁ、利用されてるなぁ、と感じることがあるので、そういう組織や人からは離れていこうと思っています。やっぱりストレスを感じる人と一緒にやっていくのは難しいです。だらしがないというのも難しいかなぁ。

    昔、外資系の企業に勤務していたので、規則や考え方という点では非常に強固なものを見てきました。それに比べると高知の個人商店的な考え方はゆるゆるすぎると思います。

    組織の面でも、きちんとした組織に所属してきた人や、コンプライアンスに則った仕事ができる人、じっくりと人を育てることができる人(ただ煽る人ではなく)、じゃないと、信用に足る人とは言えないような気がします。教祖と信者的な組織が垣間見えたときは、相当気をつけて対応されたほうがよいと思います。

    とあるひきこもりを研究している先生から「ひきこもりはままならない」という話を聞き、なるほどと思いました。傍から見ていると、「こうしたらいい」「ああしたらいい」と見えていても、本人はその一歩が踏み出せない、ということです。
    でも、思うんですが、これがもっと小さい子どもの頃だったらどうでしょう。例えば「自転車に乗る」ということだったら?乗れるかもしれない、乗れないかもしれない、じゃ乗らないでおこうか、うじうじ考えている、そこへ親がやってきて、「やってみようよ」と声をかける、しぶしぶやってみて、乗れるようになって笑顔になる、こんな光景が浮かんできませんか?

    要は、子供のときに学ばなくてはいけなかった決断力や、決心の力、思い切りの良さ、自分を動かす力を培ってこなかったことによって、自分を動かすことができなくなっている状態、それがひきこもりのままならなさということもできるわけです。

    ままならないからと言って放置しておいて決して良いわけではない、ままならない、動きたくない、をひきこもりだからと言い訳にしないで、自身の力で自身の未来を切り開いていく、それができないなら、本当に元気がないのだから病院に通うなど、他者の客観的な力を利用する、そんな知恵を身に着けなければいつまでも、ひきこもりを言い訳にして、生活保護に突入する未来が待っています。

    引きこもっているからこそ健康に気をつけなくてはいけないかもしれません。まず、私の場合ですが、ご飯を極端に食べなくなりました。体重が10キロくらい落ちた記憶があります。あと、買い物に行くのが億劫になり運動不足になります。無気力になります。

    あと昼夜逆転、これはかなりの人がなるのではないかと思います。日中は人と会いたくないため、家の外には出ない、夜になってきてから元気が出てきて動き出すという感じです。私は最後までこの夜型生活は治りませんでした。結局薬で生活サイクルをもとに戻しました。それくらい強力なものでした。

    あと不衛生になりがちというのもあるかもしれません。人と会わないため、ひげをそらなかったり、歯磨きを怠ったり、顔を洗わなかったり、ということも出てきます。
    こうしたことすべて、寿命を縮めます。エビデンスがしっかりあるくらいです。

    上記のできごとを総合すると、はっきりいって浮浪者みたいになるので、人生に夢も希望もなくなり、自分自身も他人からみてもみすぼらしい外見になってしまいます。結果的に本当に健康寿命を短くしてしまいます。元引きこもりの当事者にたくさん会ってきていますが、元気になった後も歯だけは元に戻らなかった人も見かけることがあります。

    高知には保険適用のきく歯のクリーニングができる歯科クリニックもあるので、心配な人は相談してください。


    首都圏のコロナが非常に大変な状況なのでひとまず中止。

    暑い毎日が続いていますが、クーラーもフル稼働ではないでしょうか。
    暑い夏を吹きとばせ、ということで一度納涼バーベキュー会を開こうと計画しております。

    場所:鏡川源流憩いの広場か仁淀川黒瀬キャンプ場
    日時:8月中旬か9月入ってから(9月入ってからのほうが夏休みが終わり人が少なくていいかも)
    参加費用:500円から1,000円(500円だと鶏肉のみになるかも、1,000円だと牛肉が入る)

    バーベキューコンロを使うことを考えましたが、家にあったコンロは錆びてしまっていたので、ブロックを3つ持っていって、大きな網を買って行きたいと思います。それで炭は家にあるのを持っていきます。あと薪は現地調達かな。そう考えると黒瀬キャンプ場のほうがいいかも。一度下見にいくことを考えているので、一緒に行ってくれる人は連絡ください。あと、コロナの人数次第では、見送ることも考えます。あと僕もワクチン打つので体調次第では、延期もあります。
    一人だと準備になかなか手が回らないので、協力してくれる人がもう一人二人いてくれると本当に助かります。お肉を外で食べる機会なんてなかなかないので、この機会にいかがでしょうか。

    首都圏のコロナが非常にに大変な状況なのでひとまず中止。


    浦戸湾クルージングを開催する予定です。

    募集人数:何人でも(操船は私がしますので大丈夫です)。多かったら日にちをずらして何回かに分けます。
    参加費用:検討中(飲み物代他)500円から1,000円とか
    出発日:参加者がいたら随時出発します。
    コース:浦戸湾の仁井田ボートパークを出発して、玉島を巡り、桂浜沖を通り、の1時間くらいのコースになります。
    備考:ひきこもりの人、元ひきこもりの人、ニートの人など。
    持ち物:濡れても大丈夫な服装。滑りにくい靴。ライフジャケットはこちらにもあります。

    最近いつも高知は晴天なのですが、本日はあまりにも天気がよかったので知人のバイクのピックアップのついでに、お遍路で有名な禅師峰寺、海に沿って走る花海道、宇佐の漁村、横浪半島の五色の浜と盛りだくさんの観光へ行ってきました。本当は250円のラーメンが食べられる千崎製麺というところが宇佐にはあるのですが、時間の関係で次回にしました。

    太平洋に面している高知県は、非常に波、うねりが強いです。そのため、貝拾いができません。貝は木っ端微塵に砕かれてしまうから。だから硬い石でもまるく研磨されてそれが大きな玉砂利のようになって海辺に敷き詰められています。

    五色の浜はその典型で、隠れた観光名所です。横浪半島の小さな入り江ですが、本当は延々と続く横浪メランジュの極一部であり、巨大な地層帯が広がっています。世界的にみても珍しい地層です。
    この当たりは、少し沖にでるだけでも水深がずんと深くなり、沖には船釣りを楽しむ船も何隻か見えました。この辺りだと、真鯛や根魚や青物が釣れるので、大物狙いの太公望が沖に出ているのでしょう。

    今回行った際も、カップルが入れ替わりで来ていたので、時間のある方は行ってみてはいかがでしょうか。太平洋の海のエネルギーと、太陽の強烈な日差しで、気持ちがすかっとすること請け合いです。

    小学生の推薦図書などには、ヘレン・ケラーの図書が選ばれることが多いと思われる。現在は知らない。しかし、だ。本当にすごいのはサリバン先生なのだ。WIKIでサリバン先生を見てみてほしい。また、サリバン先生は、常に「毅然とした対応」で決してヘレン・ケラーを甘やかした基準や曖昧な基準で教育を施したりはしなかった点も注目すべき点だ。もちろん愛情にあふれていた点はいうまでもない。

    某ひきこもり全国組織などでは、すぐに「ひきこもりにも人権はあるんだ!」などと、あるなし論をしたがる傾向があるとおもうが(特に引き出しや論争)、親のスネカジリをしてる現状では、人権という名の自由の枠は狭められる場面があってもしかたがないように思う。ものごとはあるかなしかでは測れない。

    よく、人をやりこめるときに使うのが、あるなし論なのだが、白が60%、黒が40%といった場面が世の中には非常に多い。そしてまた、これらが、スペクトラム状に展開しているのだから、物事を語るときには最新の注意を払って、取り扱うべきなのだ。

    あまり考えない人が、あるなし論をひきこもりにあてはめると、小遣いをこどもがいうままに与え、快適な部屋を与え、役割も与えず、こどもが怒るとビビリ、こどもの言いなりになってしまう。世のお父さん、お母さん、それではだめなのですよ。それでは、あなたの子供はこれから先、何十年たってもひきこもりから脱出することはないでしょう。
    だって、そんな環境だったら、私がひきこもりたいですから。

    就職氷河期世代の46歳です。10年ほど前農業をするため高知に移住しましたが、台風にビニールハウスを破壊されて心も折れて、じっくり引きこもりました。幸い、東京で働いていたお金があったので経済的に大事には至りませんでしたが、私達、就職氷河期世代は、こと就職については非常に大変な世代であることは間違いないと思います。

    私も、合格した企業が後で聴いてみたところ「60倍だったよ」などと教えられたことがあり、世の中どうなってるんだ?と思ったことがあります。また、そうした倍率を勝ち上がらないと、非正規雇用やブラック企業に入るしかなく、苦しい生活を余儀なくされた世代でもありました。
    このサイトは、そうした苦しい世代を生き延びてきた人たちの気持ちに風穴を開けるべく、何か楽しいことや、世の中にインパクトのあることをしかけようと目論んで作成したものです。

    ひきこもって毎日、ルーティンでつまらないという人、ニートっぽい生活で飽きたという人、仕事がなくてふさぎ込みがちという人、の一服の清涼剤となるような、交流の場、イベントができたらと思っていますので、よろしくお願いいたします。

    このページのトップヘ