支援者団体を見ていると、一人の男性を中心に、ひきこもりの当事者をもつ母親が何人もとりまきにいて、いわゆる教祖と信者的な様相を呈している場面に出くわすことがあります。そうでなくてもひきこもりは、一般的にいって家庭内の「恥」とされる部分です。

こうしたひきこもりを中心に結束した組織では、男性(教祖的役割)の言ったことは常に正しく、それに口をはさむことができにくい土壌が醸成されがちです。

それによって、嫌なこと、不愉快なこと、ストレスが溜まることがあったとしても、それを飲み込んで支援者団体の活動に参加していかなくてはならなくなります。
みなさんは、どこかの支援者団体に所属していると思いますが、本当に心から支援者団体の活動に携わっていてよかったと感じているでしょうか。

私は参加していて、不愉快に感じたり、仕事をさせられてるなぁ、利用されてるなぁ、と感じることがあるので、そういう組織や人からは離れていこうと思っています。やっぱりストレスを感じる人と一緒にやっていくのは難しいです。だらしがないというのも難しいかなぁ。

昔、外資系の企業に勤務していたので、規則や考え方という点では非常に強固なものを見てきました。それに比べると高知の個人商店的な考え方はゆるゆるすぎると思います。

組織の面でも、きちんとした組織に所属してきた人や、コンプライアンスに則った仕事ができる人、じっくりと人を育てることができる人(ただ煽る人ではなく)、じゃないと、信用に足る人とは言えないような気がします。教祖と信者的な組織が垣間見えたときは、相当気をつけて対応されたほうがよいと思います。